Archive for September 2014

09 September

RPダイレクトプリントにかわるアナログプリントは? 〜インターネガのおすすめ〜

RPダイレクトプリントが終了間近になり、ポジフィルムからのプリントについて、
これからどうプリントすればよいか、お問い合わせも多くいただいております。

弊社では他社と同じようにポジフィルムをスキャンして出力するほか、
ポジよりインターネガを製作して、ネガカラーペーパーへ手焼きでプリントする方法をお勧めしております。

インターネガとは、専用のネガカラーフィルムにより、ポジフィルムを複製した中間ネガで、
従来(デジタル以前)、ポジフィルムより大サイズプリントを製作する際、よく使用されていたものです。

インターネガを周知の方であまり良くない印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
弊社ではこの技術を非常に得意としており、RPダイレクトプリントと並行してご注文が多かったため、
生産終了時に感材を多く確保し、現在も継続してご利用いただいております。
(ただし、こちらも在庫限りの材料となりますので、弊社でプリントを製作させていただく場合に限ります)

インターネガの特性として、RPダイレクトプリントと比較して軟らかい調子表現と発色の良さがあり、
シャドーの調子がつぶれずディテールが表現できたり、色のヌケが良かったり、といった利点がございます。
プリントに使用するカラーペーパーの面質は普通光沢・半光沢・クリスタルペーパーと揃い、選ぶことができるのも魅力です。

RPダイレクトプリントが終了してしまい、デジタルプリントに違和感をお持ちのお客様には、
ぜひお試しいただきたいと思っております。
受付にはサンプルもご用意しておりますので、どうぞお気軽にご相談下さい。



このようにポジフィルムからネガを製作します。
等倍ですと画質が劣化しますので(デュープからのプリントのように)
オリジナルのポジフィルムより大きいサイズに作成します。





上のフィルムからプリント製作したものの比較です。
画像では違いがほとんどわかりませんが、
余黒のものがRPダイレクトプリント、余白のものがインターネガからのプリントです。
実物を比べてみても、紅葉のカットはほぼ違いがわかりにくい仕上がり、
石段のカットはインターネガからのプリントのほうは、
RPに比べるとシャドーディテールがよく出ています。
(反面、RPダイレクトプリントのほうはネガプリントよりコントラストがあり、
ネガプリントと比べるとカッチリとした印象なのは否めません)

いずれもアナログ銀塩のプリントの良さ(自然なコントラストとシャープネス、
最高濃度の黒の濃さ)があります。


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RPダイレクトプリントの受付状況について-3

ヘッドラインでも告知させていただきましたが、RPダイレクトプリントの受付が終了間近となりました。
現在の状況として、普通光沢は四切以上のサイズは残りわずかとなりますので、
必ずご確認の上、ご注文下さいますようお願いいたします。
なお六切は今のところ問題なく受付中、
サービス料金(原稿は35ミリ〜4×5インチまで、ノートリミング・ポジあわせのものは1点税込¥1,350)は継続中ですので、
ぜひご利用下さい。

RPクリスタルについて、大四切(11×14インチ)以下のサイズはまだご注文いただけますが、
こちらも在庫が少ないのと、印画紙も古くなってきておりますので、どうぞお早めにご注文下さい。

いずれにせよ事前にお電話いただき(TEL 03-3583-1607)、ご確認いただけると安心です。
どうぞよろしくお願いいたします。

そしてRPダイレクトプリント終了に際し、ポジからのアナログプリント方法が無くお困りの方も少なくないかと思いますが、
弊社ではインターネガを製作してネガカラープリントにする方法をお勧めしております。
詳しくは次のブログでご紹介いたします。

16:31:59 | photo-lab | |